弁護士法人さくらさく法律事務所ブログBlog
iPhoneデュアルSIM機能の落とし穴⑤~端末再買換えとeSIM利用禁止
弁護士の櫻田です。
前回の④の続きです。
ややこしくなってきたので、現状の確認です。
・端末:iPhone12proMax
・主回線:auの使い放題GigaMAX(nanoSIM)→圏外
・副回線:楽天のUN-LIMIT VI(esIM)→通話通信可能
主回線の圏外が解消されず、泥沼化していましたが、考えたら、端末自体を専門家に診てもらったことはないと思いました。
そこで、apple正規の修理店に持ち込んで、状態を確認してもらいました。
端末を手に取りながら丁寧に確認をしていただき、何か特殊な機器で調査をしていただきました。
しかし、結果は、端末自体はどこにも異常はない。SIMカードも問題なく認識をしている。圏外になるのは、通信会社の問題だということでした。
私も端末自体に何の異常はないと思います。それこそ買換えたばかりですから。
しかし、通信会社も専門家もお手上げではもうこの状態は打開できません。
そこで、次なる決断です!
▼端末の再買換え
苦渋の決断です。買換えた新品の12proMaxですから。
しかし、やや重い感じも否めなかったことから、今後は、最小の12miniを購入です。
▼eSIMの利用禁止
言うまでもなく、一連の圏外トラブルは、楽天のeSIMを設定したことが原因だからです。
現実にサービスとして提供されているのに、自らのその利用を自粛しなければならないのは口惜しいですが、現実を直視します。私の端末では、楽天のeSIMを設定すると、どういうわけかnanoSIMが圏外になってしまうのです。
そして、上記の決断を実行しました。
新しい12miniにau通常プランのSIMを挿入すると、圏外表示は消え、問題なく通話通信ができました。
そして、楽天のeSIMは再発行をしません!
これにて、ひとまずの決着です。
最初のahamoのトラブルから、約1ヶ月も経過していました。
この間、主回線のプライベートの電話番号は利用できませんでした。この間にお電話いただいた方々には大変失礼をしました。どうすることもできませんでした。
この一連の圏外問題により、短期間にiPhone端末を2台買換えるという痛手を被りました。
また、複数回及び長時間にわたる電話での問合せ、各ショップへの訪問など、私の時間を相当奪っていきました。
さらに、長いこと格安プランを継続していたのに、auの通常プランに変更するという望まないプラン変更までせざるを得なかったというおまけつきです。
しかし、現在使用している12miniの外の端末は売却処分しましたし、時間的な拘束によりiPhone、SIM、ネットワーク設定等の知識が深まったものと考えれば、何とか許せるでしょうか…
夏以降、改めてプランも変更するつもりですし…
ただ、もう圏外トラブルには巻き込まれたくないというのが確かな気持ちです。
結局、2台持ち解消という当初の目的は実現できませんでした。
しかし、eSIMのサービス提供はまだ黎明期にあると思います。今後、eSIMの利用が当たり前になる時代が来るかもしれません。海外のように、iPhoneの仕様も物理SIMが複数挿入できるようになるかもしれません。
2台持ち解消という些細で愚かな願望は、当面の間は胸に秘めますが、いつの日か実現させたいと思います。
なお、一連の記事では、楽天のeSIMを批判するつもりはありません(ただ、問合せの対応についてはもう少々しっかりしていただきたかったですが)。
現実に、私と同様な環境でデュアルSIMを問題なく運用されている方はたくさんいらっしゃいますから、普通はeSIMを利用しても問題なく他回線を利用できるはずです。
私の状況は、本当に例外的な特殊なものだったと思います。問合せをした先の皆さんがそうおっしゃっていましたから。
本件はこれにて終了です。長きにわたり、駄文を失礼しました。