弁護士法人さくらさく法律事務所ブログBlog
iPhoneデュアルSIM機能の落とし穴①~2台持ち解消のために
弁護士の櫻田です。
長期間更新が滞ってしまいましたね。
記事にしたい内容はいろいろあったのですが、更新をしている余裕がなく、申し訳ありませんでした。
とはいえ、最近、「これは書かずにいられない!」という出来事がありましたので、久しぶりに筆を執った次第です。
タイトルの通りですが、私のiPhoneについてです。
私は、プライベート用では、端末はiPhone11proを、通信会社はMVNOのIIJ(nanoSIM)を利用していました。仕事用では、ガラケーを利用していました。2台持ちですね。
iPhoneの近頃のモデルには、デュアルSIM機能があり、物理的なnanoSIMと、端末自体に情報を読み込ませるeSIMの2つを利用できるようになっています。
ですので、理論的には、2つのSIMを利用すれば、同一又は複数の通信会社で複数の回線を利用して、1台で2つの電話番号を利用できるのです。
しかし、日本では、nanoSIMは、どの通信会社でも、データ通信に加え、音声通話もできるプランがあるのですが、esIMについては、データ通信はできるものの、音声通話まで可能なプランはありませんでした。
なので、1台のiPhoneで、2つの電話番号による音声通話をすることは事実上できませんでした。
そうこうしていたところ、今年になり、大手キャリアが格安プランを新設し、eSIMを利用した場合も通話通信ができるものも出てきました。
そこでです。この流れに乗じて、2台持ちを解消しようと考えたわけです。
つまり、iPhoneのeSIM機能を利用して、プライベートの主回線に加えて、仕事用の副回線を設定して、1台で2つの電話番号を使い分けようと考えたのです。
具体的には、
▼プライベート用の主回線:nanoSIM 通信会社:IIJ→ドコモahamoにMNP転出
▼仕事用の副回線:eSIM 通信会社:楽天モバイルUN-LIMIT VIに新規申込
に、回線やプランを改変することにしたのです。
これらのプランを組み合わせた理由については割愛します。長くなって面倒なので。
そして、ドコモにMNP転入手続、楽天モバイルに新規申込をし、同時期に開通可能な状況となりました。
まずは、副回線として、目新しい楽天モバイルのeSIMから設定しました。
設定は簡単です。所定のQRコードを端末で読み取って設定をするだけです。
結果は、問題なく開通完了です。通話通信も可能でした。
次に、主回線として、ドコモのnanoSIMに物理SIMカードを交換です。
こちらも簡単ですね。iPhoneの側面から、旧IIJのnanoSIMを取り出して、ドコモのnanoSIMに交換するだけです。
交換も簡単に終了し、開通を確認しようとしました。
・・・あれ、電波柱が立たないな。4Gの表示も出てこない。
・・・SIMカードの挿し方を間違えたのかな。挿し直してみよう。
・・・あれ、やっぱり圏外表示のままだ。
どういうわけか、主回線が圏外のままで、通話通信ができないのです。副回線の楽天モバイルは問題なく開通しているのに!
長くなるので、②に続きます。