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弁護士が作成する文章の読点は「,」or「、」のどっち?
弁護士の櫻田です。
皆さん、そろそろGWモードでしょうか?
私は、残念ながら行楽の予定はないです。事務所もカレンダー通りの営業となります。
さて、今回は、弁護士が作成する文書における読点の表記の話です。
通常、日本語の文書を作成する際、読点は「、」(テン)ですよね。
市販されている書籍や新聞なども、「、」だと思います。
しかし、法曹の世界では、文章に用いられる読点は、「,」(カンマ)が主流です。
少なくとも、裁判所や検察では、公文書のルールがありますので、判決等の公文書については、「,」が用いられています。
では、弁護士はどうかというと、これは意見が分かれるところです。
私人の代理人として弁護士が作成する文章は公文書ではありませんので、裁判所や検察のルールの適用を受けるわけではありません。
しかし、私の実感では、弁護士の業務上作成する文章には、「,」を使用している弁護士が多いかなと思います。
訴訟の準備書面などで、相手方の弁護士が、「、」を使用することはたまに見かけますが、割合としては少ない印象です。
弁護士として、公文書に準拠するという主義の方は「,」を使って、日本語のルールを重んじる主義の方は「、」を使うということでしょう。
私はというと、弁護士の業務上作成する文書には、「,」を使用します。
ただ、公文書に準拠すべきという強い思いはなく、司法修習中に、指導を受けた裁判官や弁護士から「,」を使用した方がいいとの話を受け、以後、そのまま継続して「,」を使っているだけです。
まぁ、言ってしまえば、なあなあで「,」を使うことが慣習化しています。
読点の使用について主義のある方からすれば、主体性がなく情けないと思われるかもしれません。
けど、私は、これでいいと思っています。
読点の表記で、事件の帰趨に影響はありませんし、依頼者の方にはまったく関係がないことです。
読点の表記に思いを込める時間があるなら、私はその時間を実質的な事件解決のために使いたいと考えます。
なので、今後も、なあなあで「,」を使い続けることでしょう。
ちなみに、このブログの記事の読点は、皆様が読みやすいように、「、」とさせていただいています。