弁護士法人さくらさく法律事務所ブログBlog
選挙の立て看板
こんにちは、弁護士の櫻田です。
7月スタート。
今月は、参議院議員選挙、都知事選挙と大きな選挙が続きますね。
選挙といっても、私自身、特定された政治的な主義や主張はありませんので、今回は、選挙に関する公務員時代の思い出話を。
弁護士になる前は、千葉県の地方公務員をしておりまして、所属によって、その職務内容は様々だったのですが、一時期、道路管理(県道や3桁番号の国道)もしていました。
道路管理の仕事は、通常、道路法に関する許認可(多くは道路工事などです)や、管理瑕疵がないようパトロール等をするのですが、ある理由で、選挙の時期はかなり忙しくなります。
皆さんも、選挙の時期、道路脇に、おびただしい数の政党や立候補者の立て看板が設置されるのを目にしたことがあるかと思います。
道路管理者としても、こうした状況を放置しておくわけにはいかず、警察や関係機関と連携をして、撤去に行きます。おそらく、上の方(管理部署)の方で、事前に撤去通告等の措置はしているとは思いますが、私ら現場では、撤去作業の計画・実行がメインです。
この撤去作業は、かなりヘビーな仕事です。撤去するのは、あくまで道路区域内のものなので、看板の設置場所の確認にまず気を遣い、そして、引き抜いて、トラックに積む。中には、針金等でがっしりと固定されているものもあり、ペンチ等の道具を使うこともあります。確認→抜く→積む、ひたすら、この繰り返しです。
かなりの人数で実施するのですが、1回の巡回で、一人当たり数10~100枚くらいは撤去していたと思います。
国政選挙があるごとに、こうした仕事が発生していました。仕事とはいえ、選挙があると、「またか」といった思いを禁じ得ませんでした。
今となっては、法的にいろいろと突っ込みたい話題ではありますが、今回は、昔、現場の公務員としてけっこう大変な仕事をしていたな、という思い出話に止めます。
あくまで、思い出話ですので、現在の状況とは異なるところもあると思います(立て看板は減ってきているんですかね)。現況と相違がある場合は、ご容赦ください。念のため。
では、今月もよろしくお願いします。