弁護士法人さくらさく法律事務所ブログBlog
平均寿命
こんにちは、弁護士の櫻田です。
報道によると・・・、
「平成26年の日本人の平均寿命は男性が80.50歳(前年80.21歳)、女性が86.83歳(同86.61歳)で、ともに過去最高を更新したことが(7月)30日、厚生労働省の調査で分かった。女性は3年連続で長寿世界一、男性は前年の世界4位から3位に順位を上げた。男女差は前年より0.07歳縮まり、6.33歳だった。厚労省は3大死因と呼ばれるがん、心疾患、脳血管疾患による死亡率の低下が要因とし、医療の進歩で寿命はまだ延びる余地があると分析している。」
とのことです。
長生きできる国に生まれたのは素直に喜ばしいことであると思います。
しかし、生きていれば何かしらの悩みや問題は生じてきます。まして、このように、確実に進行している高齢化社会においては、特有の問題、法的なことに限っても、例えば、高齢化で判断能力がなくなった方の財産管理、悪質な詐欺等に遭わないための防犯対策、多様化・複雑化している家族関係における相続などの問題がさらに増加していくことでしょう。
このニュースを聞いて、弁護士としては、こうした高齢化問題を直視し、個々の案件解決を通じるなどして、少しでも社会貢献をしていかなければならないな、と改めて思いました。
と同時に、私にも、祖母や父母がおり、これからさらに歳を取っていくので、自分自身の問題でもあるなと少し重い気持ちになりました。
何事も、辛いことや難しいことには目を背けたくなりがちですが、目を閉じているだけでは何も解決しません。現実を見据えて、受け入れるべきところは受け入れ、改善すべきところは改善していく。まずは人事を尽くす。人事を尽くせば、あとは何とかなるものです。こうした思いは常に持っていたいです。